2002-03-01 忙しい今・忙しい昔/「ネコノメノヨウニ…」 [長年日記]

[雑記]忙しい今・忙しい昔

今の勤め先に来て以来の忙しさ。毎月月末月初恒例の課金処理&チェックに加えて、2月から増えた新しい業務も月末月初に処理が集中、気を抜くとすぐにパニックに陥りそうな状態。できるだけ人の手を煩わせたくないので、できる限り自力で頑張るようにしている。

しかし過去を振り返ると、経理をやっていた頃は月末月初当たり前のように残業や休日出勤(無給)をして仕事をまわしていた訳で、その頃の自分が今の自分を見たら「全然忙しくなんかないじゃん」と思うだろう。今よりずっと頑張っていたその頃の私は、風船のように弾けてしまったのだけど。

[読書]ネコノメノヨウニ…(田中啓文/集英社スーパーダッシュ文庫)

出版社作品概要

良識を疑うくらいのグロイ小説を書く?田中啓文が、「乙女の牙城」雑誌Cobaltで連載していた短編を1冊にまとめたのがこの本。純真無垢?な少女達向けとあって、常のグロさはさすがに希釈されているようで、ちょうど昔のホラー少女漫画を彷彿とさせる感じのグロさに仕上がっている。猫という題材や皇名月のイラストに惹かれて買ってしまった人は、御愁傷様である。

全8篇を読んだ。感想を幾つかリストアップ。

「火盗り蛾」
火之迦具土神を祀り「ヒトリ」と呼ばれる蛾をその使いとして崇める田舎の村に縁故疎開してきた少年。都会者である彼への陰湿な苛めが、この村の信仰の正体と軍の陰謀とを明らかにする……。慢性的な飢餓状態にあった戦時中だからこそ、御神体の繭を食べるという展開に不自然さがんない。上手。そして気持ち悪い。
「切れた弦」
コンクールに優勝し海外留学する事を夢見て独学のヴァイオリンに取り組む絃と、ピアノ伴奏で彼の練習を支える由美。演奏も心もぴたりと合っていたと思われた2人だったが、同級生路子の割り込みによって絆にひびが入る……。蜘蛛と少女を題材にしたホラーはありがちだと思うけど、ゲンとユミという凝ったネーミングや、「路子の死因が蜘蛛膜下出血」というオチが好き。

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