2001-08-27 珍しく仕事が充実 [長年日記]

[雑記]

仕事。今まさに月末そのものなので、課金システムへの投入を頑張った。サーバセンター内だけで工事が完了するオーダを、どのタイミングで課金処理するかが把握できずに今日まで溜め込んでしまい、かなりの量になってしまっていた。

今日は仕事中に一瞬たりとも眠くならなかった。かなり偉い。

再就職手当申請の書類に1枚だけ会社側の記入ミス?があったのを直してもらうべく、仕事帰りに本社へ。遂に今日、前の会社の社長=今の会社の会長に遭遇。「お偉いさん達の間では『いない人』同然」も何もあったものじゃないような……どうでもいいや。

飲み。全然渋谷っぽくない小汚い居酒屋だった事は、むしろ私の好みなので全く問題なかったのだけど、座敷の方が空いてたのでそちらを希望したのに全然聞き入れてくれなかったり、注文を受ける時に露骨に嫌そうだったり、会計待ちの客を差し置いて店員の私用を優先したおばちゃんはかなりアレだった。「個性」の一言で片付けるにはアクが強過ぎ。

帰りの電車の中で寝込んで1駅分を乗り過ごしてしまった。戻る電車は既に終了。タクシー代ぐらいは持ち合わせていたけど何となくムカつくので、酔っていた勢いで1駅分約3kmを1時間かけて歩いた。家に着いた時には妙に爽快な達成感があったのが、自分でも頭悪いと思った。

[読書]猫弾きのオルオラネ(夢枕獏/ハヤカワ文庫JA)

ドラマ化&映画化されたり巷でブームらしい「陰陽師」や、他にはエログロバイオレンスを書いているらしい著者の、何とも意外な感じののするファンタジー短編集。とりあえず題名の「猫」に惹かれて購入してみた。

今日は6篇中3篇を読んだ。

「ねこひきのオルオラネ」
年末に楽団をクビになった若者とオルオラネと猫。音楽の楽しさと世間の面倒くささ、あと「故郷を出るのも勇気なら故郷に帰るのもまた勇気」という言葉は妙に身につまされた。
「そして夢雪蝶は光のなか」
失恋したての山男と若い娘と人気バンドと幻の蝶とオルオラネと猫。話が広がり過ぎて正直イマイチな感じ。雪冠茸のキノコ汁はとても美味しそうだったけど。
「天竺風鈴草」
元山男と不思議な音色を奏でる植物とオルオラネと猫。叶わなかった恋を最初からなかった事にするのも、でも自分自身完全には受け入れられないのも、経験はないけど何となくわかる。