2001-08-12 (略)の(略)に会うのなら…… [長年日記]

[雑記]

昨日に続き特殊な仕事。今日は、同じ会社なんだけど厳密には同じ会社ではない?人達と一緒に行動した。引率役が社員の人じゃない為に、普段より時間配分にゆとりがあるというかルーズというか、まあ文句をつけるべきところじゃないので良しとしよう。でも車の中ではかなり苛々させられた。このギャップは年齢の差とかじゃなくて、つまらない優越感に浸ってると思われても叶わないから書かないけどつまりはアレなんだろうなーと思った。

朝帰りの電車を待っている時、まるで避暑地のように爽やかで涼しい風が吹いていた。お盆に入ったなんて全然信じられないような陽気である。ヒートアイランドだか何だからしいから暑いのはむしろ納得がいくけれど、涼しいのは不気味な感じがする。暑いの苦手だから個人的には嬉しいけど。

シャノアールに寄って朝食を済ませてから、家に帰ってしばらく寝た。

夕方から、古くて悪い友人と落ち合ってお茶と食事。本当は吉祥寺にでも連れ出して、でも実は私も慣れてないので2人して迷う羽目に!という案でいたけれど、私が出かけるのに手間取りまくったせいで、結局私の最寄り駅周辺をフラフラして終わった。御馳走になりまくった。

なんていうか、真面目にちゃらんぽらんしているような人間である彼は、真面目な分苦労をしつつ、ちゃらんぽらんに見える分親しい人間にしか苦労がわからないのだろうと思った。でも私より生き易そうな人間である事は確かである。

[読書]0(ゼロ)(柴田よしき/祥伝社文庫)

「指」の事件の傷痕がまだ癒えない東京に、
今度は別の怪事件が発生した。
頭部だけを綺麗に木っ端微塵にされた死体が次々と発見され、
犯行の手口もそれぞれの事件の関連性も全くわからなかった
……そもそも、それが人間による犯行なのかさえも。

「ゆび」の続編。こちらは最初から超常的な生き物等が出てくるので、そういう話だと最初から理解して読む事ができる。ホラーも好きな私としては超常的な作品だからといって低く見る気はないけれど、出てくる謎の生き物や現象やらが説明不足のまま話が終わるのはナシなんじゃないだろうか。個人的に続き物や長編小説でシンキングエンドはやっちゃいけないと思っているし、こうあからさまに続編に引っ張られるのには抵抗がある。どうせ続編が出たら買うだろうけれど、それとこれとは話が違う。