2001-04-10 過ぎ行く春に思う事 [長年日記]

[雑記]

今日で4月の上旬も終わり。職探しはおろか、健康保険・年金・失業手当等の申請?を未だにしていない事に、さすがに焦りを感じ始める今日この頃である。会社から何も書類も送られてこないんだけど、そういうもんなのかなあ? 何せ会社辞めるのなんて初めてだから、良くわかんないんだよね。でも困るのは自分だし、とりあえず今週中に一度、役所にでも行ってみようかな。

しかしこのような状況であるにもかかわらず、もしかしたらそこに、とある個人的イベントが割り込んでくるかも知れなかったりする。確定の話じゃないとはいえ、本決まりになってから慌てふためくのも嫌なので、今の内から心と実際の準備を始めておかなくっちゃである。大したイベントじゃないけどね。

寝る前になって、前触れなしに奥歯が痛み出した。保険証を持ってても歯医者は嫌いだから行きたくないけれど、痛みを感じるレベルまで虫歯が進行してるのはマズイかも。保険の範囲内で笑気ガスを吸わせてくれるなら行かないでもない。

[読書]−夢界異邦人−竜宮の使い(水落晴美/電撃文庫)

最後まで読み終わった。シリーズ2作目にして、主人公の過去に結構踏み込んだ話を出しちゃうのは、なんかもったいない。もう1〜2作ぐらいは、前作のような「患者の治癒例」で良かったんじゃないか? でも、1作目で無収入という身の上だった主人公をずっとそのままにしておく訳にもいかないとなると、これはこれで妥当な展開なのかも知れない。

前作のチョコレートに続いて今作ではリュウグウノツカイと、夢界の重要構成物?がどことなくメルヘンチックなのが、女性作家らしくて良いなあと思う。現実世界と相互に作用しあっているという設定の夢界だけに、現実があまりにも辛くて切ない分、夢界には多少夢があるのはおかしくないし。現実世界に還元しない夢は、切なく空虚でしかないけど。

昨日書いた「魔性の子」との類似については、異形のモノが特定人物を守る理由が全然違っているので、それぐらいなら別に良いんじゃないかなーと思った。既に発表されたどの作品ともネタがかぶっちゃいけないとなると、SFやファンタジーの新作はほとんど何も出なくなるだろうしね。

リュウグウノツカイの実物を見てみたいなあ。つーか、それより先に近場で良いから水族館に行きたい。影響受けまくり。