2001-04-07 女にしかわからない痛み [長年日記]

[雑記]

久し振りにヒール靴を履いて出かけたら、ほんの少し歩いただけですぐに足が痛くなってしまった。会社を辞めてからの約1ヶ月間ずっとほとんど履いていなかったので、足があわなくなってしまったらしい。

という訳で、社会復帰に向けての第1弾は、ヒール靴に慣れる練習からだと思ってみたが、何か間違っているような気がしないでもない。

[買い物]某アウトレットモール

そろそろ春物が安くなっている頃だとはいえ、無職無収入という現在の自分の立場を考えれば、買い物に散財しているような状況ではない事は明白。

という訳で、今日は服や靴はあくまでも見るだけに留め、その代わりにモール内の大型ペットショップでレオンの買い物をする事にした。大型店だけあって種類が豊富な缶詰の他、ドライフードとトイレ用の砂を購入、おもちゃ類は今回見送りとなった。

ついでに、売られている仔猫や仔犬や小鳥を眺めまわしてから帰る事にした。背中を向けたまま丸くなって眠るミニピンや、眠いらしく焦点の合わない目でこちらを見ているアビシニアン達の可愛らしさをたっぷり満喫。めっちゃ幸せ。

[読書]幽霊船−異形コレクション−(井上雅彦監修/光文社文庫)

ようやく最後まで読み終えた。巻末インフォメーションに一部の作家しかコメントを寄せていないのは、希望した作家のみを掲載したからなのだろうか? ほとんどが最新作や自分のHPの宣伝になっていて、それはそれで面白かった。

また感想を幾つかリストアップ。

「スローバラード」(早見裕司)
高校生カップルの悲恋話。主人公の少年の、高校生らしい視点と語り口調でせつない物語が語られている。「カイキ月食」はカタカナの使い方が上手い。いまどきの女子高生も「ダウンタウンボーイ」なんて歌うのかな?
「パンとワイン」(草上仁)
宇宙の幽霊船の話。人間と機械の境界線が曖昧になる日もそれほど遠くはないのかも。しかしこの手のネタは、素人ですらいろいろ考えているという事で、新鮮味には欠ける。
「渡し舟」(菊地秀行)
タイとカ○ボジ○との国境に建てられた、タイの学校にまつわる奇妙な渡し舟の噂とその真実。なお、伏せ字は原文のままである。作中の女教師の信念は母親の愛情に似ている。罪があるとしたら彼女がした行為にではなく、そういう状況に彼女を追い込んだ戦争というものにであろう。